けんみん文化祭ひろしま'20文芸祭
トップページ けんみん文化祭ひろしま'20文芸祭 文芸祭 入賞・入選作品発表 【川柳】弘兼 秀子 選

【川柳】自由吟 弘兼 秀子 選


※コンピューター環境で表示するため横書き表記としています。ご了承ください。

【特選】

作品 地域 お名前
二人三脚加齢も愛も蝶結び 廿日市市 山本くみ子
【評】幾多の難局も乗り越え、長年連れ添ってきた夫婦の絆が見えてくる。年を重ねさらに支え合う「蝶結び」だ。
勇気出せと真っ正面の門が開く 広島市 豊田 佳子
【評】迷い迷って一歩が踏み出せぬ目の前に光が射した。神が道を開いてくれた場面だ。「真っ正面」が的確。
舟はまだ揺れております写経筆 福山市 田辺与志魚
【評】どうしようもない心の乱れが描かれた。心を鎮ませる為に写経を思い立った。すがりつきたい心境だ。
病む人に食べているかと気遣われ 江田島市 住田 照水
【評】さぞ辛いであろう病室のベッドからかけられた一言に胸が熱くなる。感謝と労り、心からの声を実感した句だ。
病窓を開けて天までしゃぼん玉 広島市 大杉 勇雄
【評】病気と向かい合いながら、快癒への希望を句にした。虹色に輝くシャボン玉は、高く高く飛んで行く。

【入選】

作品 地域 お名前
タグ付けて生まれ育ちを吹いている 広島市 西永美智枝
こそばゆいキャッチコピーを抱く表紙 廿日市市 奥村 吉風
母さんはよく働くと子の日記 竹原市 土井 輝恵
小さくてデカイひとりの力瘤 尾道市 小川 道子
くり返すぐちも生きてる証です 広島市 有田 澄子
造花とはみえぬ造花をほめておく 広島市 羽城 裕子
雑布の哲学最後まで生きる 広島市 福田 淳子
旧道に少年の日の恋がある 広島市 植村 和一
月見草残し畑の草を取る 尾道市 井上由美子
やわらかく花活け風の語をつなぐ 東広島市 高橋 鬼焼
虹色の明日を信じて漕ぐペダル 三原市 笹重 耕三
生きるため走った道が曲がってる 広島市 宇根とよひで
汗すれば汗の答が出る結果 大竹市 越智志な子
満月に反省文を覗かれる 広島市 川上 咲良
嘲笑うコロナに一矢報いたい 尾道市 前中 吾一
お互いに嫌いじゃないがディスタンス 三次市 山本 圭子
コロナ退治する桃太郎きっといる 三次市 伊藤 寿子
コロナ新時代を生きてゆく八十路 広島市 吉川 徳子
アンテナの錆を落としに自粛明け 呉市 天野ヒロシ
蝉の声何の叫びか知りたいな 比治山女子高等学校二年 片平 結郁