ひろしま文化振興財団
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対話型鑑賞の可能性【ダンス編】〜作品をみながら、はなす@福山〜


「コンテンポラリーダンスはよくわからない」「クラシックは敷居が高い」といった声を聞くことがありますが、芸術は知識や経験がなければ楽しめないものでしょうか?
1980年代後半にニューヨーク近代美術館の来館者向けに開発された鑑賞プログラムが基となり、美術の分野で発展してきた「対話型鑑賞」。これは他者との対話の中から、これまで気づかなかった作品の魅力や、人それぞれの豊かなものの見方や考え方に気づくことができるものです。 その手法を“ダンス”や“音楽”の分野に応用する取り込みが始まっています。
知識や経験によらない鑑賞の仕方、参加者の交流から生まれる新たな気づき・・・。これらは、より豊かな鑑賞経験をもたらしてくれます。
今回、演劇やダンスの分野で「作品をみながら、はなす」という取り組みを続けているお二人をお招きし、アート作品の「わからない」という垣根を外す取り組みについて考察していきます。

概要

日時

2018年21日(水) 13:00〜17:00

会場

広島県民文化センターふくやま 第1練習室 
 (福山市東桜町1-21 /TEL:084-921-9200)




スケジュール

時間 内容
12:50〜 受付
13:00〜 オリエンテーション・
対話型美術鑑賞を体験する
13:50〜 作品(ダンス)をみながら、はなす
16:00〜 レクチャー・質疑応答

講師

岡崎大輔氏写真

岡崎大輔 氏

(京都造形芸術大学アート・コミュニケーション研究センター専任講師)

【プロフィール】
阪急阪神HDグループの人事部門にて、人材採用・育成業務に従事していた2011年、アート作品の対話型鑑賞プログラムACOP / エイコップ(Art Communication Project)に出会う。美術の知識や情報なしで作品鑑賞を楽しめること、そして、鑑賞体験がもたらす学びの可能性に魅了され、2014年より大学へ参画。
現在は主にACOPを企業内人材育成・組織開発プログラムとして応用する実践を行っている。また、アートとの接点が少なかった自身の経験をふまえ、コワーキングスペースや劇場を中心にACOPを応用したワークショップを行うなど、人々がアートと出会い、アートと親しめる場づくりを続けている。岡山商科大学非常勤講師。

ファシリテーター・事例報告

川那辺 香乃氏写真

川那辺 香乃 氏 (アートコーディネーター)

【プロフィール】
2010年頃より、京都市内を中心に舞台制作として活動を始める。2011年に俳優・演出家の山口惠子とパフォーマンスユニット「BRDG(ブリッジ)」を結成。2013 年より、京丹波町にある旧質美小学校で「423 アートプロジェクト」を開始、地域住民へのインタビューをもとにした舞台作品を企画・製作している。 NPO 法人子どもとアーティストの出会いでは、プログラムディレクターとしてアートワークショップのコーディネートも行っている。
大阪音楽大学非常勤講師。Dance Fanfare Kyoto ボードメンバー。一般社団法人リリース パートナー。

ゲストダンサー

花本 ゆか氏写真

花本 ゆか 氏 (ダンサー)

【プロフィール】
3歳から石原バレエアカデミーでクラシックバレエを習い始める。その後、同教室でモダンダンスなど様々なダンスと出会い2004年京都造形芸術大学 映像・舞台芸術学科に入学。
2005年きたまりと出会い「プロポーズ」「TWIN」に出演し、2007年「サカリバ007」できたまり率いるカンパニーKIKIKIKIKIKIに本格的に参加。他に金粉ショーやらやなぎみわ映像作品「婆々娘々(ポーポニャンニャン)」に出演。
2008年はなもとゆか×マツキモエのユニットでも活動を始める。
最近では、ダンスシーンに留まらず、劇団ヨーロッパ企画や子供鉅人などの演劇作品。ヨーロッパ企画任天堂のアダムちゃんの声出演などもして活動の場を広げている。

参加費

無料
※事前に申し込みが必要です。

対象

市町文化担当職員・文化施設職員・アーティスト等

助成

(一財)地域創造

定員

15名程度

申込方法

FAXまたはEメールでお名前、住所、連絡先、所属団体をお知らせ下さい。
※FAXの場合は、申込書( ワード文書30kb、 pdfファイル73kb)をご利用ください。

申込・問合先

公益財団法人ひろしま文化振興財団 担当:高井
〒730−0051
広島市中区大手町1−5−3 広島県民文化センター内
TEL.082−249−8385 FAX.082−249−7531
Eメール hirobun@h-bunka.or.jp